セドナセージスプレー特集
初めてセドナを訪れたのは2002年のことです。その当時のセドナは芸術家の住み着く街から高級避暑地へとの変貌の途中でした。もちろん日本では全くの無名の田舎町のひとつでしかありませんでした。観光客も住人も今より遥かに少なく自然のエネルギーに満ち溢れていました。ボルテックスも今より力強かったようにも思います。それから渡米の度にセドナを訪れ、様々なトレイルを歩き大地のエネルギーを感じ取ってきました。このセドナのボルテックスのパワーを日本に持ち帰ることはできないかと考えセドナセージスプレーの開発を思いつきました。
セドナってどんなとこ？
セドナはアリゾナ州のほぼ中心にある小さな街です。ロサンゼルスやラスベガスからインターステートI-40号線を東へ進むと徐々に標高が上がり、乾燥した低木地帯から緑豊かな針葉樹の森へと変わります。この針葉樹の森の中に標高2100mの街、フラッグスタッフがあります。この街の北にはカチナが住む聖なる山サンフランシスコピークがそびえ立ち、さらに北にはグランドキャニオンが大地を切り裂いています。ホピ族やナバホ族の保留地はその東に広がっています。
この街から南へ向かいます。I-17号線からUS89A号線へ入り、針葉樹の森を抜け白い急な崖を下りオーククリーク沿いを走ると赤い岩山が目に入ります。セドナに到着です。セドナの標高は1300m、フラッグスタッフから30分の距離で標高差が800mあり、大地の色も生物の種類も一変します。セドナの赤い大地は2億7千万年前に形成されたハミットシェール（頁岩）層とその上に重なるシネブリーヒル砂岩層で酸化鉄の影響により赤く染まっています。セドナの街中から見える多くのビュートは赤い岩の上に白い岩が重なっています。この白い層はココニノ砂岩層とトロウィープ砂岩層です。
先住民シナワ
セドナ周辺には西暦1400年代までシナワ（水のない場所といった意味）と呼ばれる先住民グループが生活しており多くの遺跡が残っています。その後気候変動等によりこの地を捨て、文化的交流のあった近隣の部族（例えば北のホピ族等）に吸収されました。その後はこの地に先住民は住んでいません。セドナは「ネイティブアメリカンの聖地」といった表現を特に日本でよく見聞きしますが、これは後付けのイメージで本来そういった意味合いはありません。現在セドナに居住するいくつかの部族出身者は仰々しい肩書きや逸話を振りかざし商売をしていますが、あくまでも観光客向けの商売であり、彼らが行う儀式の類いも単なるアトラクションでしかありません。先住民の遺跡や壁画について興味がある方は当店店長が運営するこちらのサイトもご覧ください。
ボルテックス（ヴォルテックス）
セドナには数多くのボルテックスがありますが、有名なものは4大ボルテックスと呼ばれる4カ所です。それぞれエアポートメサ、カセドラルロック、ベルロック、ボイントンキャニオンにありますが、実際のボルテックスの場所はこれらのビュート（岩山）のてっぺんではなく少し離れています。何れのボルテックスもアップタウン（中心街）からそれほど遠くなく、舗装道路に面しているので多くの観光客が訪れています。
エアポートメサ：セドナ空港への道中にあります。アップタウンから一番近いボルテックスで夕方は特に込み合います。駐車場は非常に狭いので夕暮れ時は早めに行くことをお勧めします。
カセドラルロック：179号線を南下してバック”オー”ビヨンド通りに入ったところに駐車場がありますが、こちらもあまり大きいとは言えず昼間は満車になっていることが多いようです。岩山は上の方まで登れますが、それなりの装備がないと滑落の危険があるのでお勧めしません。夕日に染まるカセドラルロックを見る場合はビレッジオブオーククリークのベルデバレースクールロードからの眺めが最適です。
ベルロック：ビレッジオブオーククリークの入り口に鎮座しています。ベルロックの両端に大きな駐車場があり、こちらは比較的空いています。ベルロックも登ることが出来ますが、同様にお勧めできません。降雨後はかなり滑ります。
ボイントンキャニオン：ウエストセドナのドライクリークロードの奥にあり、一番街から遠いボルテックスです。様々なトレイルの出発点にもなっているので車の出入りが少なく早朝以外は満車の確率が高いようです。ボルテックスはビスタトレイルを20分ほど歩くだけ。
チャージ
セドナセージスプレーはフェミニンとマスキュリンの2種類あります。それぞれに使用するスマッジングハーブの種類は異なり、調合したハーブは袋に入れ分けて保管しています。このブレンドハーブをそれぞれのエネルギーの素になるボルテックスでチャージしています。フェミニンはフェミニンのエネルギーを発するボルテックスで、マスキュリンはマスキュリンのエネルギーを発するボルテックスで。ボトルに入れる水晶チップは中性的なボルッテックスでエネルギーをチャージしています。それぞれ個別にチャージするため時間がかかりますが毎回きっちり時間をかけて行っています。エネルギーをチャージした後はエネルギーが混ざらないように分けて持ち帰ります。
抽出
セドナでエネルギーをチャージしたブレンドハーブから時間をかけて抽出液を作ります。全てのセージスプレーにはそれぞれ色が付いていますが、この色はブレンドハーブそのものの色です。着色は一切していません。
限定品
セドナセージスプレーはその都度セドナへ赴きエネルギーをチャージするので生産量に限りがあります。他のセージスプレー類よりも多くの手間をかけて作っています。
ラベル
ラベルにはセドナのシンボル的な存在のカセドラルロックをデザインしました。
他社商品との違い
当店KOKOPELLI for Smudgingは日本で初めてセージスプレーを製造しました。当時はアメリカでもそれほど多くのスプレー商品はありませんでした。現在では多くの似ている商品が出回っていますが、製造工程から根本的に違います。これらの商品は業者から購入したエッセンシャルオイルをミネラルウォーターに数滴垂らしただけの非常に安易なもので香りもほとんどしません。ただこれだけでは水と油ですので混ざりません。そこで乳化剤を入れ安定させています。このようなものは誰でも簡単に作ることが出来ますが、100ml未満の小さいボトルに入れて数千円で販売されています。この手の商品で白濁しているものが多いのはこういった方法で作られているからだと思われます。 当店の商品は時間をかけてじっくり作っています。使用するスマッジングハーブの種類や分量も蓄積した知識を基にしっかり計算しています。スプレー用にのみ取り寄せているハーブもあります。これだけしっかりと考えて作っており、しかも容量は118ml（4oz）もあります。アメリカで販売されているものは2ozが多く、国内のものも50～100mlです。アメリカで販売されている数十種類の商品を試しましたが、当店のセージスプレーと同等の香りがするものはひとつもありませんでした。自信を持ってお勧めします。
